卓球 WTTシンガポールスマッシュは男女それぞれダブルスの準決勝、シングルスの準々決勝が行われたが、日本人選手は男子ダブルスの男子ダブルスの宇田幸矢・戸上隼輔ペアが樊振東・王楚欽ペア、女子ダブルスの早田ひな・伊藤美誠ペアが陳夢・王芸迪ペアと中国ペアにそれぞれ1-3で敗れた・・・。
日本では男女とも最強と言われている男女ペアだが中国の新しいペアにしてやられた・・・。中国がダブルスを本気で取りに来ているような気がする・・・。ただ、いつもはシングルスしかエントリーしていない選手(樊振東、陳夢、王芸迪)にとっては負担になっているかもしれない・・・。実際、樊振東も調子がいいとは言えないし、陳夢、王芸迪はシングルスは敗退している。そう考えると孫穎莎や王楚欽は化け物かもしれない・・・。
日本は今のままでは対策されて思ったようには勝てなくなると思う・・・。今のペアの精度を上げるよりも新しいペアを組ませたほうが良いと思う・・・。今回出場の選手でいえば男子は張本・宇田、篠塚・戸上のようなペアリングもできるし、女子は早田、伊藤、木原、長﨑、石川、平野とダブルスが上手い選手ばかりでしかも、左右3人づつなので組み合わせはいろいろできると思う・・・。ミックスもしかりだ。
シングルスでは男女ベスト4を見てみると8人中7人が中国選手・・・。やはり強い・・・。ここに伊藤美誠や平野美宇、張本が入ってきても良さそうなのだが残念だ・・・。
女子では陳夢、王芸迪が負けているのに結局、勝ち上がってきたのは銭天一、張瑞の中国人選手・・・。ベスト4独占だ。銭天一、張瑞にとっては大チャンスで決勝まで行けばランキングの大幅アップが見込めるしどんな戦いになるのか楽しみだ。
また、女子シングルス準々決勝では孫穎莎が追い込まれた。相手は石川に勝った韓国の帰化選手でアビエル所属のチュ・チョンヒ・・・。
この選手、石川との対戦で初めて見たがその時『石川の力負け』と書いたと思うがその通りで1ゲームを石川が先行したがその後は対応されて手も足も出ないような感じだったと思う・・・。
しかし、孫穎莎相手にここまでやるとは思わなかった。プレイスタイルはまさに『孫穎莎』、ミニ孫穎莎という感じだ。何よりもどの日本人選手よりもラリーが上手いうえに緩急も付けられるし、カウンター、ブロックも上手い・・・。
幸か不幸かTリーグ所属ということで日本人選手が対策されてしまうのか、逆に対策できるのか興味深いが、韓国側が隠してしまう可能でいもある・・・。
いずれにしても日本の女子にとっては間違いなく脅威になるだろう・・・。