卓球の全日本選手権は29日に最終日を迎え、男女シングルスの準決勝、決勝が行われ、女子は早田ひなが木原美悠に4-2、男子は3冠を目指した張本智和を4-2で破った戸上隼輔が2連覇を飾った。
早田ひなは張本智和と組んだ混合ダブルス、伊藤美誠と組んだ女子ダブルスも優勝して3冠を達成した。
シングルスについては今回の早田は全く隙がなかった。
強いて言うなら決勝戦の木原に2ゲーム先行されたことくらいだが、それも愛嬌になるくらい圧倒的だった。
初戦の4回戦と、張本美和戦でゲームは落としているもののまったく慌てることなく試合をものにしている・・・。
その後の平野戦、石川戦は圧倒的な強さを見せつけて4-0で勝利。
早田がまた進化を見せている。
怪我の功名なのかバックは元々コンパクトなスイングで威力のあるボールを打っていたが、フォアもコンパクトなスイングにして、スピードで負けなくなっているし、威力もフルスイングとさほど変わらないように見える。
これなら中国人選手との長いラリーになっても対応できる。
次回の対戦が楽しみだ。(それまでに怪我だけは気を付けてほしい)
張本智和はシングルスの決勝では終始受けに回ってしまったので戸上の思うつぼに嵌ってしまった・・・。
戸上を舐めたのではないだろうが、中国人選手と対戦した時のような気迫は感じられなかった・・・。
パリ五輪のポイント争いでは早田、張本が独走状態だが、今年のポイントが2倍になるのでまだまだ目が離せない。
卓球TVで見逃し配信しているので興味のある方はそちらで見てもらいたい。