「ベイビー・ブローカー」は2冠、エキュメニカル審査員賞と最優秀男優賞(ソン・ガンホ)第75回カンヌ国際映画祭

「ベイビー・ブローカー」は、残念ながら最高賞パルム・ドールは逃したがコンペティション部門とは別に、「人間の内面を豊かに描いた作品」に贈られるエキュメニカル審査員賞に選ばれた。また、主演のソン・ガンホが、最優秀男優賞を受賞した。

カンヌ初参加のイ・ジウン、イ・ジュヨンにとっても大きな一歩になると思う。どんなオファーが届くのか楽しみだ。

「エキュメニカル審査員賞」は、カンヌ国際映画祭の独立部門のひとつで、キリスト教関連の国際映画組織「SIGNIS and INTERFILM」の6人の審査員によって、コンペティション部門出品作の中から選ばれる賞で、「人間の内面を豊かに描いた作品」に与えられる。1974年から授与されており、昨年のカンヌ国際映画祭では同賞を濱口竜介監督作「ドライブ・マイ・カー」が受賞。そのほか2000年に「EUREKA」で青山真治監督が、2017年に「光」で河瀬直美監督が受賞を果たしており、日本人監督としては4人目の受賞となる。

現地時間の5月28日に行われた授賞式でソン・ガンホは「本当に有難うございます。光栄です。偉大なる芸術家、是枝裕和監督に深く感謝申し上げます。一緒に頑張ってくれた役者のカン・ドンウォンさん、イ・ジウンさん、イ・ジュヨンさん、ペ・ドゥナさんに深い感謝と、この光栄を分かち合いたいと思います。イ・ユジン代表、そしてCJの関係者の方にも本当に感謝しています。今、2階にいると思いますが、愛する家族と共に来ました。本当に大きなプレゼントになりました。とても嬉しいですし、このトロフィーの光栄と永遠なる愛を差し上げます。多くの映画ファンにこの栄光を差し上げます」と目を潤ませながらスピーチをした。

最高賞パルム・ドールは『TRIANGLE OF SADNESS』リューベン・オストルンド監督の頭上に輝いた。

また、早川千絵監督が最優秀新人監督に与えられるカメラ・ドールの次点である特別賞を受賞した。

■出典
是枝裕和監督「ベイビー・ブローカー」カンヌで2冠 ソン・ガンホが最優秀男優賞 韓国人俳優で初
Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/6568edf9ceeba9ac1588541397ab76d0d6699444

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